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ブッ刺さった映画

ブログで映画の話すりゃいいじゃんと人に言われて、それも良さそうだなと思ったので、面白いとかそーゆーの以前に性癖に刺さったやつをいくつか挙げてみます。いやちゃんとどれも面白い作品ばっかですけども。決定的なネタバレはしてないつもりですが、あくまでも私の基準によるものなので気になる人は薄目で見てください。

ターミナル (字幕版)

ターミナル (字幕版)

  • 発売日: 2014/07/01
  • メディア: Prime Video

トム・ハンクス主演のヒューマンドラマ。とにかく私は空港という空間がすごい好きなので、出られなくなったので空港で暮らす、というシチュエーションが刺さったんですよね。最後はちょっと納得が行ってないけど、それを含めても作品から漂う空気とストーリーとキャラクターが大好きなタイトルです。あとトム・ハンクスの「クラコウジア! クラコウジア!」の発音が妙に耳に残るんだよな。

ベネディクト・カンバーバッチ主演の伝記ドラマ。アラン・チューリングの話なんだけど、この手の偏屈で孤独な男に弱いのでもうツボ。カンバーバッチの演技も素晴らしいし、ストーリーもエンディングもぐっと来るんだな。あと主役とヒロインの関係性がすごく良くて、男女の関係という意味でならこの作品が至高かなと思ってます今のところは。

アンディ・ラウトニー・レオン主演のクライムサスペンス。今のところ性癖という観点から見るとこれを超える作品にはまだ会えていない。ストーリーも素晴らしいけど、主役二人の皮肉に満ちた関係がもう絶品なんですよね。「敵同士だけど互いを一番理解しているのは相手」みたいなのに弱いんだな今でも。あとトニー・レオンの色気がすごい。三部作だけどこれ一作だけでも綺麗に終わるし、むしろ一作目の出来が抜きん出ているのでこれを挙げた。名作。

インセプション (字幕版)

インセプション (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

レオナルド・ディカプリオ主演のサスペンス。ノーランは虚淵やきのこに近い印象で、とにかく「面白くて性癖に刺さる作品を提供してくれる人」という認識なんだけど、今のところは『インセプション』がベストかな。夢の世界の派手さと万能感、それについて回る危うさと、そうした世界を具現化する圧倒的な映像表現が魅力的でした。いやこれは面白いわ。ずるい。

ゴーン・ガール (字幕版)

ゴーン・ガール (字幕版)

  • 発売日: 2015/03/06
  • メディア: Prime Video

ベン・アフレック主演のサスペンス。奥さんが行方不明になったところから始まるんだけど、この奥さんのキャラクター造形が面白いんですよね。ストーリーも予想外の展開を見せてくれるし意外なところに着地するんだけど、この着地点は色んな意味で「あー」ってなるなった。あとベンアフがやたら可愛くて草生えた。

他にもマジシャン同士の復讐合戦を描くノーランの『プレステージ』、女の精神が壊れていく『ブルージャスミン』、描写は物足りないけど敵の背景と結末が好みだった『オールド・ボーイ(ハリウッド版)』も入れたかったのでここで補足。映画は私好みの地獄みたいな話も多くて楽しい。しかしこうして見ると『ターミナル』が浮いてる感もあるな……。