Antipyretic

何かありましたら rpd1998★gmail.com まで

「愚かな強引さより、賢い妥協だからねえ」

箱イベは130箱で終了。金林檎は残っていたしまだ走ることは出来たと思うけど、周回のお供に選んだドラマに見入ってしまったのが良くなかった。

fod.fujitv.co.jp

大学病院という名の、野心家や狸爺どもが跋扈する伏魔殿。こんなん面白いに決まっている。以下ネタバレを含みつつちょっと語る。

ドラマはもうほぼ見なくなったけど、『白い巨塔』だけは別格で好きな作品で、先日テレビに唐沢氏が出ているのを久しぶりに見て懐かしくなり、つい FOD に無料入会して一気に見た。今見てもすっごい面白かった。私はこういうドロドロの人間関係を描く作品が昔から大好きなんだなと再確認した。何より主人公の財前五郎が好きで……というかぶっちゃけ萌えてたんだけど、案の定周回する手が止まるくらいに財前に悶えた。財前のような有能で傲慢な野心家がトップに昇りつめて、やがては転落していく話ってほんともーーーーー楽しいいぃぃぃぃぃぃ。財前と里見、財前と東、財前と鵜飼、財前と又一、財前とケイ子、財前と柳原と、とにかく財前を中心とした人間模様が面白いんだよな。あと私は元々クラシックで一番好きな曲がワーグナーの「タンホイザー」序曲なので、「タンホイザー」序曲を愛する財前に親近感を抱いたのもあるか。劇中でも効果的に使われてガンガン鳴ってましたね。

面白かったのが、以前見た時は理想論を振りかざして面倒を誘発する里見を鬱陶しいと思っていたのに、今見たら好きだと思えたことかな。例えどれほど鬱陶しくても、ブレなければ私はそれだけでそのキャラクタを好きになるらしい。まあ里見の場合はブレないからこその鬱陶しさでもあるんだけど、それでもそんな里見だからこそ、例えどれほど意見が食い合わず衝突し合おうとも、財前が唯一本当に信頼できた人物足りえたのだろうなと。今際の際の譫言からも財前が如何に里見を信頼していたかがわかるけど、一番来たのは里見に診察を頼む場面。あの財前が最後の最後で里見を頼るのが、もう泣けた。有名な「ただ、無念だ」の場面も、知っていてもやっぱり抉られた。里見のような医者は現実にはそういないと思うけど、里見がいたからこそ財前の貪欲さが浮き彫りになっていたように思います。

それと当時は気づかなかったけど、財前の転落は見事にいちいち皮肉が効いているのもまた……。あれほど苦労して教授の座を手にしたのに、法廷では教授の立場だからこその罪だと糾弾されてしまうあたりとか。「あなたはガンです」とあっさり患者に告知していた財前が、今度は自分が鵜飼にあっさり「ガンだねえ」と言われてしまうあたりとか。そして財前の立場があったからこそ鵜飼(と、動機は違うものの又一もそうだったけど)は財前にステージ4まで進行していたことを伏せるよう命令し、結果として財前が孤独になって行くあたりとか。更に栄華の最中、アウシュヴィッツの収容所の線路で佇む財前の姿がもう……。

そして周回の手が思わず止まるほど画面に見入ってしまったのは役者の演技が素晴らしかったからで、一瞬一瞬の仕草や表情から目を離したくなかった。唐沢氏の財前も文句のつけようがないが、特に印象に残っているのは鵜飼を演じた伊武雅刀氏。鵜飼は一言でいうとくそやろうなんだけど、伊武氏の演じる鵜飼は独特の不気味な空気があって、見ていてぞわぞわした。あと今更気づいたんだけど声もいいんだな。調べたらデスラー総統を演じていたとかで、『ヤマト』は詳しくはないけど納得。『白い巨塔』でもふとした声の演技でハッとさせられることがあった。あと東教授を演じた石坂浩二氏も「甘いお方だ」と嘲笑され、植木鉢に当たり散らすシーンが良い。前半あれだけ嫉妬心丸出しで財前に女々しい嫌がらせをしていたのに、後半にはいい人になっていたのがちょっと笑ったけども。あと伊藤英明氏が演じる柳原も、前半の財前への憧憬の眼差しと終盤の複雑な眼差しが印象に残ってるなー。

余談だけど「里見修二」でぐぐってたら『星の王女』のキャラに辿り着いて爆笑した。後で気づいたんだけど、『白い巨塔』のほうは里見脩二なのね。漢字が微妙に違った。

ソロ討伐記録 #5 プロトバハムート

f:id:yugilog:20181006124808p:plain

討伐時間 / 11:45

ドミニオンエリュ(デッド、ピルファー、アビス)。よわバハの方(といってもつよバハソロなんて無理に決まってるんだが)。適当に殴って 30% あたりでソーンの麻痺と延長を入れて更に殴って終わった。よわバハをソロでやるのは初めてだったけど、ランク150くらいで挑戦しても余裕じゃないかな。ちなみに三日月を入れているのはアビスのデメリットを消すためだったのだけど、普通にアタッカーを入れたほうが良かったかな。プロトバハムートは『グラブル』を象徴するモンスターとも言えるので、ソロ討伐できたのはなんか嬉しい。もうちょっと早く挑戦しておけばよかった……。